2016年03月06日
寺西先生との日常 ー領収書編ー
一日の業務を終え、塾生がいなくなった
静かな教室で
寺西先生の得意の悲鳴が響く。
「ああーーーーーーッ!」
寺西先生の方に目をやると、
こちらに背を向け
何かを抱え、
うつむいて肩を震わせている。
私「どうしたっ!怪我でもしたかっ!?」
寺「こ、こ、これは。。。。」
寺西先生の顔はすでに真っ赤だ。
私はある程度の予想が即座についたところで、
優しく質問する。
私「それは何だい?何を持っているのかな?」
寺「えーとぉ。。。これは。。。。
わかりません(ボソ)」
寺「これが何なのかが、わかりません!先生!」
目にうっすら涙を溜めてこちらを向く。
私「それはね、りょうしゅうしょ っていうんだよ。
お金でモノを買った時にお店がくれるものなんだ。」
寺「ええ〜 そうなんですか。。。知らなかったですぅ」
私「そうかそうか、知らなかったのなら仕方ないよねえ?
たとえ今が確定申告目前で私が経理部長だとしても、
知らなかったのなら仕方ないよねえ」
(にっこり)
私「いいんだよ、まだ帳票も何も出してないし。
そのかわり、ね」
私「今すぐ全ての持ち物から中身を出してそこの机に
並べんかい!!!!」
寺「大丈夫ですよ!!もう出てきませんて!領収書!
これが最後ですから!!(きっぱり)」
私「こないだも
おんなしこと言うたやないかい!!!」
二人とも腹筋が崩壊するほど笑い、
夜はいつもと変わらずそっと更けていく。

静かな教室で
寺西先生の得意の悲鳴が響く。
「ああーーーーーーッ!」
寺西先生の方に目をやると、
こちらに背を向け
何かを抱え、
うつむいて肩を震わせている。
私「どうしたっ!怪我でもしたかっ!?」
寺「こ、こ、これは。。。。」
寺西先生の顔はすでに真っ赤だ。
私はある程度の予想が即座についたところで、
優しく質問する。
私「それは何だい?何を持っているのかな?」
寺「えーとぉ。。。これは。。。。
わかりません(ボソ)」
寺「これが何なのかが、わかりません!先生!」
目にうっすら涙を溜めてこちらを向く。
私「それはね、りょうしゅうしょ っていうんだよ。
お金でモノを買った時にお店がくれるものなんだ。」
寺「ええ〜 そうなんですか。。。知らなかったですぅ」
私「そうかそうか、知らなかったのなら仕方ないよねえ?
たとえ今が確定申告目前で私が経理部長だとしても、
知らなかったのなら仕方ないよねえ」
(にっこり)
私「いいんだよ、まだ帳票も何も出してないし。
そのかわり、ね」
私「今すぐ全ての持ち物から中身を出してそこの机に
並べんかい!!!!」
寺「大丈夫ですよ!!もう出てきませんて!領収書!
これが最後ですから!!(きっぱり)」
私「こないだも
おんなしこと言うたやないかい!!!」
二人とも腹筋が崩壊するほど笑い、
夜はいつもと変わらずそっと更けていく。
